AWSビリングに出てくる償却コスト(EffectiveCost)Upfront編

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この記事では、AWSビリングに出てくるEffectiveCostについて、リザーブドインスタンス、および、SavingsPlanの購入費用とその利用実績費用の扱い方に合わせて説明しています。

1. SavingsPlanの按分コストを抽出

SavingsPlanの按分コストを算出する場合、次の2パターンの手順で抽出・コストの確認を行うことになります。

A.NoUpfrontで購入したSavingsPlan
B.Upfrontで購入したSavingsPlan

今回は、Upfrontで購入したSavingsPlanの按分手順を見てみます。

Upfrontの場合、購入時のレコードが存在するため3種類の利用料レコードを参照します。

bill/billingentity = any
bill/billingtype = any
lineitem/lineitem_usagestartdate = any
lineitem/lineitemtype = SavingsPlanCoveredUsage, SavingsPlanRecurringFee, SavingsPlanUpfrontFee
lineitem/usagetype = any
lineitem/productcode = any
savingsplan/savingsplanarn = any

次の結果の例では、購入アカウントと適用アカウントが同じですが、請求コストは購入アカウントのSavingsPlanRecurringFeeとして出力されますが、全額前払のため適用されるUnblendedCostは0で出力されます。

コスト項目は、カラム名は長くなるため以下で省略しています。

uc:lineitem/unblendedcost
sec:savingsplan/savingsplaneffectivecost
sac:savingsplan/amortizedupfrontcommitmentforbillingperiod
src:savingsplan/recurringcommitmentforbillingperiod

SavingsPlanRecurringFeeを参照すると各日ごとに課金コストが発生していることがわかります。

どのアカウントで何に適用されているか確認する場合、SavingsPlanCoveredUsageの利用料レコードを参照します。ただし、Nagationレコードによって相殺されるため実際の課金は発生しないことになります。

償却先を確認するには、SavingsPlanCoveredUsageのEffectiveCostを参照します。

償却予定を参照する場合、購入アカウント側に発生するSavingsPlanRecurringFeeからamortizedupfrontcommitmentforbillingperiodのコストを集計します。

これら2種類のレコードを参照することによって、UpforontのSavingsPlanの償却を確認することができます。

また、SavingsPlanの場合、SavingsPlanを適用しなかった場合の利用料はSavingsPlanCoveredUsageのUnblendedCostを参照することで確認できます。EffectiveCostと比較することで、SavingsPlanによる削減効果を測定することができるので活用してみるとよいでしょう。

次回はリザーブドインスタンスによる償却コストを説明したいと思います。