スタートアップで働く女性の出産・休職について

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こんにちは、モビンギ社員の望月です。

いきなりですが、私、今週を持って出産のため長期休暇に入ります。

休職前最後のブログとして、モビンギのこれまでと、スタートアップで働くということを女性の目線から綴りたい思います。

    

「モビンギという会社に入社しました。」

「モビンギ」という名前を言うと必ず聞き返されます。

そんな不思議な響きの、設立半年のスタートアップに私がジョインしたのは2015年の8月でした。

モビンギ代表のWaylandに入社しないかと誘われた時、2つ返事で転職を決意していました。

と言っても、技術のことが分かる訳ではなく、何をやっている会社なのか説明してもらっても1ミリも理解できませんでした。それまでITと関わりなく生きてきた私にとって「クラウドが、AWSが、アプリケーションライフサイクルが・・」と話をされても???です。

それでもモビンギに転職を決めた理由は、代表であるWaylandの才能と人柄でした。

外国人で日本語が話せないにも関わらず日本で起業をし、こんなにも人から信頼され、期待されている人を初めて見ました。

「この人と働いたら楽しそうだな」という直感は、私にとって転職を決断するには十分な理由でした。

こうして私はモビンギ2人目の正社員となりました。

私が入社した後も、しばらくの間は業務委託やアドバイザーを除き、社長含め3人の会社でした。

3人しかいないので事務、営業、開発、何でもやります。(しかももう1人は根っからのエンジニア)

この期間のおかげで会社はどういった流れで出来上がっていくのか、成り立っているのか、成長していくのか、手続き的な事から経営に至るまで、学ぶことができました。目の前のことに無我夢中で、計画を立てて行動するということはあまりできなかったけれど、学びしかない、刺激的な毎日でした。


マンションの1室からスタート!といっても最近までここでしたが・・笑

 

女性としての人生設計とキャリア設計

よく女子会等で、「~歳までに結婚して~歳までに子供が欲しい」という話題になります。私はいつも「20代後半で結婚して30までに子供が欲しい」と答えていました。多分一番よくあるレンジの回答だと思います。

ただ、今振り返るとこの漠然とした女性としての願望の中で、キャリア設計のことは一切考えられていませんでした。

 

モビンギで働く1ヶ月はあっという間なのですが、同時に凄まじく濃い1ヶ月で、目まぐるしく環境が変わっていきます。毎日新しい問題に直面し、解決し、学び、まだまだこの成長スピードは加速していくだろうと確信しています。

そんな環境下で私自身ももっと成長したいし、しなくてはいけないとひしひしと感じています。


初のAWS re:invent出展!@ラスベガス


1月には2,5億円の資金調達を発表!キャプチャはTHE BRIDGEより

そんなことを考えていた矢先、女子会で宣言した通りの妊娠発覚です。

正直に嬉しかったです。しかし、嬉しさの波がひと段落した時、会社のこと、モビンギのメンバーのこと、これからの自分のキャリアに対する不安が押し寄せてきました。

以前「自分にしかできない仕事」をする人間になるなと言われたことがあります。まさにその通りだと思いました。「第三者が代わることのできる仕事をする」ことが企業にとって必要なことで、理想を言えば、たとえCEOでも誰かが代われる環境にしておくべきだと思います。

もちろん、私にしかできない仕事なんで1つもないのですが、設立当時からの思い入れと、単にリソースが足りないという点から、このタイミングで抜けることに対して、申し訳ない気持ちでいっぱいした。

そして将来への不安。果たして産休・育休を経て戻ってきた時、このスピード感についていけるのだろうか。使い物になるのだろうか。そもそも「戻ってきな」と言ってもらえるのだろうか。不安だらけでした。

 

つわりと妊娠報告

妊娠初期3~5ヶ月頃は「つわり」が起こります。人によって重さは様々で、酷い人は食べても吐いてしまい、水も受け付けない人もいます。症状が重く、会社に行けないケースもあります。そして妊娠初期は流産も起こりやすいため、無理は禁物です。

妊娠した女性の会社への報告はつわりが酷すぎて妊娠初期に報告するケース・安定期に入ってから報告するケースが多いと思いのではないでしょうか。

幸い、つわり中も会社に行ける程度でしたが、なんとなく誰にも言えず、気持ち悪さと戦いながらの仕事は辛かったです。

 

つわりが落ち着いた5ヶ月頃、代表のWaylandに妊娠を報告しました。1年半、ほぼ毎日顔を合わせていましたが、この時は久しぶりに緊張したことを覚えています。

Waylandの口から出た「おめでとう」の次の言葉は「戻ってくるまでに今よりも安定した、安心して戻ってこられる会社にするから、会社のことは心配しないで」でした。

私が転職を決めたあの時の直感は、やはり間違っていなかったと再認識しました。

その後半年でオフィス12名+数名のリモートーワーカーにチームは拡大、オフィスも移転し、まだまだスタートアップですが会社らしさが出てきました。


Newオフィスの受付でパシャり。赤坂見附駅徒歩3分という好立地!

 

スタートアップで働く女性の不安

新卒で就職活動していた際、私は大手の安定性にはあまり魅力を感じませんでした。

しかし、実際に自分が妊娠し、自分にしか守れない存在ができると、いかに企業の「安定」が心の安定に繋がるのかを痛感しました。

  • 産休、育休の制度が整っていること
  • 実績があること
  • 復職後の体制が整っていること
  • 会社が倒産する可能性が少ないこと・・etc

モビンギは私を祝福し、戻っておいでと言ってくれました。それだけですごく幸せなことです。スタートアップである以上、不安点を並べたらキリがありません。

だからこそ、復帰できた際には、私の経験を元に、次に妊娠・出産する女性社員が安心して戻れる制度作りというものも考えていきたいと思っています。

 

不安以上のワクワク感を

小学生の頃、初めてディズニーランドに行った時、未知の世界に来たような、高揚感と緊張感を感じました。20歳の頃、ディズニーランドでは興奮しませんでしたが、単身渡米した時、同様のドキドキ感と不安を感じました。

今、アメリカに行っても20歳の頃の感覚はありません。歳を重ね、多くのことを経験する代わりに、初めてディズニーランドに行った時の、あの感覚になることはほとんどなくなりました。

それでも、この2年間は興奮とスリルと緊張感の連続でした。

それがスタートアップで働くということだと思います。他の職場では経験できない、エキサイティングで夢のような体験をさせてもらいました。

これは生まれてくる赤ちゃんのためではなく、単なる私のエゴですが、まだまだ此処で働きたいと思います。そして他の人にも、この楽しさを味わってもらいたいです。

復帰後、母となり、状況が大きく変わった中でどうやって働いていくのか、今からワクワクしています。こういう新しい文化や実績を作っていけるのもスタートアップの楽しみですね。

不安もあるけれど、こんな風に前向きに考えられるのもモビンギの社風あってこそだと思います。

勧誘用に良いところばかり並べている訳ではありません!本心です。

が、もしモビンギに興味を持たれた方はまだまだチームを拡大していく予定ですのでご連絡ください(笑)自分を振り返る主観ばかりのブログとなりましたが、また復帰した際には働くママブログでも書きたいと思います。

皆様今後ともモビンギを宜しくお願い致します。